地方都市の高卒OLが作家になるまで【6】

東京で、自分の力で売れて活躍している友人たちを見て、

私も売れる!

と、決めた私は、努力に努力を重ねて、
大手出版社数社で本を出すことが出来ました。
その中の一社は、私が少女漫画でデビューできなかった出版社でもありました。

  1. 息苦しさの少女期
  2. 旗になる鷹
  3. 昼、働き夜に書く
  4. もう、ここにはいられない
  5. 売れたいと、強く願い

 

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売れる!と決めて、次々本を出していた私は、
上り調子のエンターティメント作家に見えたかもしれません。

けれど私自身は、いつも気を張って、もっと売れたい!もっともっと!と、
常に自分を追い立てている状態でした。
初版部数が上がれば、もっと刷ってもらえるように頑張ろう。
再販がかかれば、もっと再販がかかるように頑張ろう。

売れなかったら、私は終わりだ。

今なら、わかるんです。
私は、自分の価値と、
自分の仕事の価値をごっちゃにしていた。

売れなくなっても、私は終わらない。
売れない私でも、私の価値はなくならない。

けれど、
仕事の成果 = 私の価値
だときつく、きつく信じているせいで、
私はどんどん苦しくなってきました。

売れたい売れたいと思い、途切れず仕事の依頼はあるけれど、
私が思っている以上には売れない。

世の中には、こんなにも売れている本があるのに、と思うと、
苦しくなるから書店に行けない。

仕事が苦しい。
けれどプロとして一定レベルのものを書かなければいけない。
そう思うから、執筆ペースはどんどん遅くなり、
一行、二行しか書けずに一日が終わる。
早く書けない、売れるものを書けない自分を常に胸の中で罵倒している。

大手出版社刊行を含めた、著作40冊。累計部数、47万部。
海外翻訳版も出て、メディアミックスもしたけれど、
私のエンターティメント作家としてのキャリアは、
常に自分を責め、自分を追い立てながら作ったキャリアでした。

この苦しさと、自分を罵倒する日々の中で、

私がもっと売れさえすれば!ではなく、
自分自身を癒やし、そこからもう一度、はじめる。
ことでしか、私は苦しさから逃れることができないんだ。
と、気づくわけなんですが。

そこには、様々な学びや自己啓発や心理セラピー的アプローチや、
占いやスピリチュアルや、もう本当に右往左往、二回転三回転、
みっともなく、ダサく、子供みたいにジタバタしたお話しがあります。

それを書くと、本当に長くなってしまうから、また別の機会に書くとして。

地方都市の高卒OL。
特別気が利くわけでも、運動ができるわけでもない。
少女漫画家を目指していたけれど、デビューできなくて、
三十間際でセクハラとパワハラで会社を辞めて、
東京で自由に暮らしているクリエーターの友達みたいに、
私も自由になるんだ!そのためには売れるんだ!と決めて、
がむしゃらに頑張ってけど、自分が思うような自分になれなくて、
苦しくて学びやセラピーに走ったり、
未だに、根っこに怒りを抱えていることを知っていたり、

それでも、全部が全部、この私なんです。

今、
お金がテーマの自己啓発小説と、
お金のエッセイ本を、それぞれ別の出版社で発行に向け準備しているところなのですが、
私が、私の本を書くのは私のためではなく、
私の本を必要としている人に届けるだめだと思っています。

キレイごと臭い、うさん臭い、いいヒトぶってる。
まあ、そうかも。
でも、いいんです。
言葉を綴って生きていくというのは、多分、そういうことなんだと思っています。
有我咲英 ariga sakie 作家・自己啓発小説家


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