地方都市の高卒OLが作家になるまで【3】

昼間、OL。夜、漫画投稿用の作品を描く。
土曜は会社に行かなきゃいけない日もあって、完全フリーは日曜だけ。
会計事務所なので、二月、三月は絶対に休めず、残業だらけ。

そんな二足のわらじ……漫画投稿はわらじ以前ですけど、
そんな暮らしをしばらく続けていましたが……。

これまでのお話

  1. 息苦しさの少女期
  2. 旗になる鷹
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どうしても、デビューできない。
お話は作れる。けれど、それを表現する絵が描けない。
たくさん描けない、目を惹く絵が描けない。
担当編集さんに付いてもらったものの、担当さんが抱えている漫画家のタマゴはたくさんいる。

ネームやプロットを出しても、返事がなかなか返ってこなくなり、
新人賞の順位は振るわず……
それでも、まだ諦め切れずに頑張る。を、続けて、
私は、もうすぐ26歳という年齢になりました。

……ああ、26歳になったら私、少女漫画でデビューできないな。

通勤途中、車を運転しながらそう思いました。
少女漫画家は十代か、二十代前半でデビューするもの。
この年までデビューできずに、これからデビューできるとは思えない。

その後、ぽっかりと空いた時間があり。
私は、担当編集さんに見せて、ボツになったたくさんのプロット……、
お話のあらすじを書いたものの中で、どうしてもこれだけは書きたい!と思うお話を、
どうしても形にしたくて。

でも、私の画力ではどう頑張ったって表現できないと思ったので、
文章で、書いてみることにしたんです。

私はそれまで、文章らしい文章は書いたことがありません。
でも、いきなり小説の形で書き始めました。

まったくの初心者なので、どのくらいの分量を書けば、お話一本、書ききれるのかもわかりません。
相変わらず、会計事務所勤務のOLとして毎日働きながら、
深夜と休日、パソコンに向かってコツコツと文章を書き綴っていきました。

数カ月後、はじめての小説が出来上がりました。

私はそれをプリントアウトし、
エンターティメント小説本の巻末あたりによくある、
新人作家募集!の、住所宛てに、茶封筒に入れて送りました。

今まで、少女漫画投稿していたから、完成原稿はどこかに応募する。
というのが、私の中であたりまえだったんです。
だから、いきなり小説原稿も送りつけ、しばらく経った頃。

会社から帰ってきた私は、出版社からの電話を受けました。

980740【4】に続く。
有我咲英 ariga sakie 作家・自己啓発小説家


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